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音、人、楽器の副読本

『文藝別冊 高橋幸宏』で「“裏”を強調するリズムから紐解く、ポップス愛とカウンター精神の音楽的多層構造」を寄稿いたしました。僕のテキストはさておき、錚錚たる皆さんのインタビューや論考が丸ごと一冊に詰まった総特集。お手に取っていただけたら嬉しい限りです。な ...

Mrs. GREEN APPLEのフロントマン大森元貴が8月6日、ソロ2nd EPとなる『Midnight』を配信リリースした。今年2月の1st EP『French』に続くソロプロジェクト第2弾の完成だ。昨年7月のデビュー5周年記念ベストアルバム『5』リリースと共に“フェーズ1完結”を宣言し、活動を休止 ...

8月10日、2年ぶりとなる夏の全国高校野球選手権が始まった。甲子園と言えば、今や高校野球と肩を並べるくらいに夏の風物詩となっているのが、各校ブラスバンド部による応援だ。昨年の夏はコロナ禍のため大会そのものが中止となり、今年の春はブラスバンドの演奏が禁じられた ...

7月初旬、突如として2022年の活動再開をアナウンスしたMrs. GREEN APPLE。それからほぼ1ヵ月後、続報を待ち焦がれるファンに届けられた新しいニュースは、何とバンドの話題ではなく、フロントマンである大森元貴の2ndデジタルEP『Midnight』リリースであった。またしても想定 ...

スタジオの広い空間、上質な響きは音楽の大切な要素であり、大規模スタジオ最大のアドバンテージである。しかしその一方で、個人で所有できる“宅録”機材の進化は目覚ましく、効率や経費の問題から利用の仕方も見直されるようになり、この十年ほどの間にいくつもの老舗の大 ...

7月8日の夜9時ちょうど、1本のイメージティザー動画が公開された。そこに描かれていたのは、大航海時代を彷彿とさせるアンティーク調の航海図と“M”字形の島、そしてラストで秒針の音と共に浮き上がってきた『Mrs. GREEN APPLE WILL CHANGE』『Be Back in 2022』の文字。一 ...

昨今よく耳にする「NFT」。英語のNon-fungible Tokenの頭文字をとった略語で、日本語では「非代替性トークン」として訳されている。この技術を使えば、デジタルの世界で“本物”と証明できるため、コンテンツ産業においても大いに成長が期待できると注目を集めているのだ。と ...

「ネガティブな気持ちで延期するのではなく、オンラインでどういう表現ができるのかを考える方がポジティブになれる」山口一郎が、5/22(土)、23(日)の2日間、単独でライブ配信《NF OFFLINE FROM LIVINGROOM》を開催する(5/22はファンクラブ会員限定公演、5/23は一般公演)。 ...

この一年、コロナ禍の影響でライブを観にいく機会は激減してしまったが、23年前に30歳で上京し、音楽に関わる執筆を生業とするようになってから、本当にたくさんのライブを観てきた。今でこそ、特に仕事としてライブを取材する際にはディープな目線でステージを観ているが、 ...

3月21日、大滝詠一氏が自身のレーベル“ナイアガラ”から発表した本人名義の全作品が各音楽ストリーミングサービスで全世界へ向けて一挙配信された。これにより、全177曲の“ナイアガラ・サウンド”が、これまで以上に日常の生活の中にマッチした形で楽しめるようになった。 ...

サカナクション映像作品『SAKANAQUARIUM 光 ONLINE』完全生産限定盤データブックで、メンバー&チーム・サカナクションへの取材およびテキスト執筆を担当(一部を除く)しました。SAKANAQUARIUM 光 ONLINE [Blu-ray完全生産限定盤]サカナクションビクターエンタテインメント2 ...

サカナクション公式ファンサイト年間会員向け雑誌『NFMG 003』で、メンバーならびに野村達矢氏(プロデューサー)、浦本雅史氏(サウンドエンジニア)、田中裕介氏(映像監督)、丸若裕俊氏(GEN GEN AN)への取材と、「SAKANAQUARIUM 光 ONLINE」ライブレポートを執筆しまし ...

3月11日、東日本大震災から10年を迎える。筆者はその日、都内の自宅にいた。生まれて初めて経験する、命の危険を感じた揺れだった。あれから、10年経った今、この時期になると自然と頭の中で鳴り響く音楽がある。今回のコラムでは、その3曲を取り上げてみたいと思う。◎文・ ...

Mrs. GREEN APPLEの大森元貴(Vo,G)が2月24日(水)、ソロデビュー作品「French」をリリースした。同作品は表題曲「French」をはじめ、「メメント・モリ」「わたしの音(ね)」を収録したデジタルEP。それら3曲、公開されたアーティスト写真は、これまでとは異なる一面と変わらぬ ...

新型コロナウイルス感染拡大が国内の文化芸術・エンターテインメント界に影を落として、早1年が経過しようとしている。昨年2月26日、政府からイベントの中止または延期要請が行われて以降、数多くのライブハウスが閉店に追い込まれたことは記憶に新しい。その余波は、地域 ...

20年の国内音楽シーンの動向を振り返えると、「ライブ配信の年だった」と言ってよいだろう。ここ数年で音楽ビジネスの中心となったライブ・エンタテインメントが、全世界を襲ったパンデミックによって自粛せざるを得なくなり、多くのアーティストが一斉にライブ配信へと舵を ...

“カシオ”と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか? 社名(カシオ計算機株式会社)にもある“計算機”、あるいは“G-SHOCK”を挙げる人も多いだろう。そして音楽ファンならば、真っ先に“カシオトーン”を思い浮かべるに違いない。その初代カシオトーン 201が誕生したの ...

10月31日、B'zが5週連続で行う無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』の初日、Day1が開催された。この公演は、彼らがデビューした1988年から2020年までを「5つの時代=5 ERAS」に分け、各時代に生み出してきた楽曲を、一切の被りなく、5週に渡って披露 ...

書籍『ひとの感覚から空間デザインを考える』の中で、見開き2ページのコラム「聞こえやすい音環境――突発性難聴の視点から」を執筆しました。書籍:https://amzn.to/3lSOswVユニバーサルデザインの基礎と実践 ―ひとの感覚から空間デザインを考える矢野 喜正鹿島出版会2020- ...

音楽の作り手と音の職人が追い求める、それぞれの“True Sound”/WONK×ヤマハ対談《前編》に続く、WONKとヤマハとのトーク。《後編》の話題は、ヤマハ イヤホンの感想から音の哲学、ヤマハ オーディオが提供する音楽体験“True Sound”へ。音楽を生み出すアーティストと、 ...

2019年11月、ヤマハとのコラボプロジェクト「Yamaha Earphones × WONK」として、『Signal』を発表したWONK。井上幹(Bs)、江﨑文武(key)による最新イヤホンEP-E70A&TW-E7Aレビュー(作り手が意図した本当の音が伝わる。最新ワイヤレスイヤホンEP-E70A・TW-E7A/WONKレビ ...

3人組テクノポップユニットのPerfumeが、結成20周年とメジャーデビュー15周年を記念し、デビュー日の9月21日に7時間に及ぶオンライン・フェス『“P.O.P” Festival(Perfume Online Present Festival/以下、POP Fes)』を開催した。タイムテーブルのどこを切り取ってもPerfum ...

2019年11月、ヤマハのブランドプロミス“Make Waves”と、ヤマハ オーディオが提供する音楽体験“True Sound”にインスパイアを受け制作した楽曲、『Signal』を発表したWONK。そのベーシストでありエンジニア活動も行う井上幹(Bs)と、数多くの映画/CM音楽も手掛ける江﨑文 ...

例年とは違う夏が終わりを告げようとしていた8月30日、有料ライブ動画配信サービス「Stagecrowd(ステージクラウド)」で『King Gnu Streaming Live』が配信された。これはKing Gnu初となる配信ライブであり、オリコン2020年上半期合算アルバムランキングで1位に輝いた『CERE ...

サカナクションが、初の有料ライブストリーミング公演『SAKANAQUARIUM 光』を8月15日(ファンクラブ会員限定配信)、16日の2日間にわたって開催した。従来通りのライブが行えない今、多くのアーティストが配信に取り組み、試行錯誤の末に見えてきたことは、「配信はライブの ...

 Official髭男dismの公式スコア『ピアノ・ソロ&弾き語り/HELLO EP』および、「HELLO EP」収録曲を含む『ソロ・ギター曲集(アレンジャーによる模範演奏CD付)』で、それぞれ藤原聡(Vo&Pf)さん、小笹大輔(Gt/Cho)さんへのインタビューを担当しました。『ピアノ・ソロ& ...

6月20日(土)、東京・恵比寿リキッドルームから無観客のクラブ・イベント生配信《NF ONLINE #01》が開催された。《NF》とは、サカナクション山口一郎が、音楽に関わるさまざまなことをリスナーに伝えたいという想いから2015年にスタートさせた不定期開催の複合カルチャー・ ...

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